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自宅以外にカードを置くときの考え方|預ける先の種類と確認すること

自宅以外の保管とは、手元に置かないという判断で、置き場所そのものを外部に移す考え方です。結論から言うと、検討の最初にやるのは料金の比較ではなく、その契約が「場所を借りる形」なのか「保管を引き受けてもらう形」なのかを確かめることです。国土交通省の地方運輸局は、トランクルームを選ぶときに国土交通省の認定マークと倉庫業登録番号の表示を確認するよう案内しており、同じ名前で呼ばれていても仕組みが違う場合があります。この記事では、預ける先の種類、確認する項目、預ける前の準備を順に整理します。参考価格は本文では扱わないため、相場データベースで確認してください。

自宅以外に置くという選択肢

図: 自宅以外に置く判断の三つの理由(場所が足りない・環境を整えたい・自宅から離したい)

自宅以外に置くことを考える理由は、おおむね三つに分かれます。置く場所が足りなくなった場合、温度や湿度の条件を自宅で整えるのが難しい場合、そして自宅にまとめて置いておくことを避けたい場合です。

どの理由で検討しているかによって、選ぶ先も変わります。場所だけが足りないのであれば置き場所を借りる形で足りますが、環境を整えたいのであれば、保管の性能を確認する必要が出てきます。

また、預けると手元からは離れます。すぐに取り出せない状態になるため、売る予定があるカードや、遊ぶために使うカードを一緒に預けると、後で取りに行く手間が増えます。預けるものと手元に残すものを先に分けておくと迷いにくくなります。

自宅での保管を整える考え方はポケカの保管方法完全ガイドに、盗難や紛失への備えはポケカコレクションの防犯・盗難対策と保険の考え方にまとめています。外部に預ける前に、自宅側でできる整えが残っていないかを確認しておくと判断しやすくなります。

預ける先には二つの考え方がある

外部に置く方法は、大きく分けて「場所を借りる形」と「保管を引き受けてもらう形」があります。名前が似ていても、契約の性質が違えば確認する項目も変わります。

考え方確認したいところ
場所を借りる形区画や収納の空間を使う出入りの条件、環境の設備、管理の範囲
保管を引き受けてもらう形物品を預けて保管してもらう登録や認定の表示、約款、保険の内容
金融機関の設備を使う形金庫の区画を利用する収納できるものの範囲、利用の条件
知人に預ける形個人間で預ける数と状態の記録、返す時期の取り決め

表は考え方の整理で、実際のサービス名がどの形に当たるかは事業者ごとに異なります。パンフレットの表現だけでは判別できないことがあるため、契約の前に説明を受けて確かめてください。

どの形が向いているかの見方

置き場所だけが足りないのであれば、出入りのしやすさを優先する形が向きます。反対に、環境を整えたい、状態を落としたくないという目的であれば、保管の性能と約款の内容を先に見るほうが目的に合います。

期間も判断の材料です。数か月で取り出す予定なら出入りの条件が効いてきますし、数年単位で置く前提なら温度や湿度の管理の有無が結果に響きます。期間と目的を書き出してから比べると、料金だけで決めずに済みます。

知人に預ける形は手続きが軽い一方で、記録が残りにくいという弱点があります。数と状態を書いた控えを双方が持つだけでも、後の行き違いを減らせます。

トランクルームサービスとは何か

国土交通省の中部運輸局は、トランクルームの上手な利用法の中で、トランクルームを「倉庫業法により国土交通大臣の登録を受けた事業者による一定の性能を有すること等の基準に適合した倉庫で非商品の保管を行う施設」と説明しています。

さらにトランクルームサービスは、登録を受けた事業者が、認定を受けたトランクルームに家庭の家財道具や衣類、事務所の書類などの販売の対象としない「非商品」を、所有者との寄託契約にもとづいて一定の期間保管するサービスであると案内されています。

ここで押さえておきたいのは「非商品」という言葉です。販売の対象としないものを預けるという前提で説明されているため、売買を前提にした在庫の保管とは考え方が異なります。手元のカードがどちらに当たるかは、自分の使い方によって変わります。

案内には、海外赴任や引っ越し、増改築で家財を預けたいとき、季節の物品が時期的に不要になったとき、書籍などが増えたとき、大切な物品を預けたいときといった利用の場面も挙げられています。カードの保管もこの延長線上で考えられます。

倉庫業の制度そのものについては、国土交通省の倉庫業法に関する案内に掲載されています。制度の枠組みを知っておくと、事業者の説明を読み解きやすくなります。

選ぶときに確認すること

図: 契約前の確認の関門(認定マークと登録番号・約款・保険の内容・料金表)

中部運輸局の案内では、選ぶときの確認項目がいくつか挙げられています。広告やパンフレットだけで決めず、表示と書面で確かめるという考え方が中心に置かれています。

確認項目案内されている内容
表示国土交通省の認定マークと倉庫業登録番号の表示があるかを確認する
約款広告やパンフレットだけでなく、事業者のトランクルームサービス約款で確認する
保険保管中の物品のき損や紛失に対する損害保険を付保しているか、内容がどうなっているかを確認する
引き渡し物品を引き渡すときに、相互でキズ等の確認をする
性能と付帯湿度や温度の管理などの性能や付帯サービスを、預ける目的と物品の特性に合わせて選ぶ
料金保管料等は届出のうえ営業所等に掲示されるため、契約の際に料金表を確認する

この一覧は家財全般に向けた案内ですが、カードのように環境の影響を受けやすいものを預ける場合は、性能の確認がとくに重要になります。温度や湿度の管理があるかどうかで、預けたあとの状態は変わってきます。

国土交通省は、トランクルームに関する重要事項説明の実施と標準トランクルームサービス約款の一部改正についても公表しています。契約前に説明を受ける仕組みが整えられているため、疑問はその場で確認してください。

引き渡すときの確認と記録

預ける当日は、数と状態を双方で確認できる状態にしておきます。案内でも、物品を引き渡すときに相互でキズ等の確認をすることが挙げられています。

そのため、箱の中身をあとから確認できる形にしておくほうが進みやすくなります。箱ごとに何が入っているかを書いた一覧を添え、控えを手元にも残しておくと、引き取るときの確認も短くなります。

一覧の粒度は、あとで自分が探せる程度で足ります。一枚ずつ書き出すのが難しい場合も、箱ごとに「どの種類が何束」まで書いておけば、引き取るときの照合に使えます。細かく書きすぎて作業が止まるほうが問題です。

写真は、箱の外観、開けた状態、中身を並べた状態の三枚を目安に残します。あとで状態の話をするときに、預けた時点の姿を示せるかどうかで説明のしやすさが変わります。

記録の作り方は年末のコレクション棚卸しで整理しています。預ける前に一覧を作っておくと、そのまま引き渡しの確認に使えます。

金融機関の設備を使う場合

金融機関が提供している金庫の設備を使う方法もあります。ただし、収納できるものの範囲や利用の条件、空き状況は金融機関ごとに定められており、扱いは一律ではありません。

また、区画の大きさが決まっているため、まとめて入れるには向かない場合があります。数が多い場合は、全部を移すのではなく、一部だけを分けて置くという使い方のほうが現実的なことがあります。

出し入れの手続きにも条件が付くことが一般的です。窓口の時間や本人の確認が必要になるため、頻繁に出し入れする前提の置き場所には向きにくい傾向があります。

いずれの方法でも、家族が場所と手続きを知らないままだと、後で困ることがあります。伝えておく内容の整理はコレクションを家族へ引き継ぐ準備にまとめています。

預ける前に整えること

図: 預ける前の四段階(残すものを分ける・一覧を作る・箱に詰める・引き渡しで確認する)

預ける前にやることは、分ける、記録する、詰める、確認する、の四段階に整理できます。この順で進めると、引き渡しの当日に迷いません。

分ける段階では、預けるもの、手元に残すもの、近く手放す予定のものを区別します。手放す予定のものを一緒に預けると、取りに行く手間が増えます。

詰める段階では、箱の中で動かない状態をつくります。運ぶ距離があるため、輸送を前提にした詰め方が向いています。詰め方の手順は宅配買取に送るときの梱包手順と共通する部分があります。

運搬を業者に任せる場合の線引きは引っ越しでポケカを運ぶときの手順で整理しています。預けるまでの移動も、同じ考え方で見ておくと安全です。

やってはいけないこと

表示や約款を確認せずに契約するのは避けてください。案内でも、広告やパンフレットだけで判断せず、約款で確認するよう促されています。

保険の有無や内容を確認しないまま預けるのも避けたい進め方です。き損や紛失が起きたときの扱いは契約の内容によって異なるため、後から確認しても選択肢は増えません。

中身の一覧を作らずに預けるのもよくありません。何を預けたか分からない状態では、返ってきたときの確認ができません。数が多いほど、記録がないことの影響は大きくなります。

預けたことを誰にも伝えないままにしておくのも避けたい状態です。契約先や場所が分からないと、本人以外は手続きを進められません。家族に伝えるか、控えを分かる場所に残しておいてください。

また、湿度や温度の管理がない場所に長期間置く前提で決めるのも避けてください。カードは環境の影響を受けやすいため、預ける目的と設備が合っているかを先に見てください。

まとめ|契約の形を確かめてから決める

図: 検討の流れ(理由を決める・契約の形を確かめる・表示と約款を確認する・記録を残して預ける)

自宅以外に置くかどうかは、理由を決め、契約の形を確かめ、表示と約款と保険を確認し、記録を残して預けるという順で進めると判断しやすくなります。国土交通省の案内にある確認項目は、家財全般に向けたものですが、そのまま点検の材料として使えます。

手元に残すカードの参考価格は相場データベースで確認できます。預けるものと残すものを分けるときの材料として、数字を控えておくと整理が進みます。

参考にした情報は、中部運輸局のトランクルームの上手な利用法国土交通省の倉庫業法に関する案内同省の重要事項説明と約款改正の公表です。実際の条件は事業者ごとに異なりますので、契約前に説明を受けて確認してください。

FAQよくある質問
Q. トランクルームとレンタルの収納は同じものですか?
同じとは限りません。倉庫業法にもとづいて登録と認定を受けた施設で保管を行うサービスと、場所を使う形のサービスがあります。中部運輸局は、選ぶときに認定マークと倉庫業登録番号の表示を確認するよう案内しています。
Q. カードのような小さなものでも預けられますか?
案内では、家具などの大きなものから書籍などの小さなものまで預けられると説明されています。ただし取り扱いの範囲は事業者ごとに異なるため、預けたいものを伝えて確認してください。
Q. 預けたあとの破損はどう扱われますか?
契約の内容によって異なります。案内では、保管中の物品のき損や紛失に対する損害保険を付保しているか、その内容を確認するよう促されています。契約前に確かめておくことが前提になります。
Q. 預けるときに用意しておくとよいものはありますか?
箱ごとの中身を書いた一覧と、状態が分かる写真です。引き渡しのときに相互でキズ等を確認するよう案内されているため、記録があると確認が短くなります。控えは手元にも残してください。
Q. 料金はどこで確認できますか?
保管料等は届出のうえ営業所等に掲示されることになっていると案内されています。契約の際に料金表を確認し、期間や付帯サービスの扱いも一緒に確かめてください。

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