ポケカの特殊状態とは|5種類の効果と治し方
ポケカの特殊状態とは、バトルポケモンがワザなどの効果で「どく」「やけど」「ねむり」「マヒ」「こんらん」になった状態です。対象はバトルポケモンだけで、種類ごとにダメカン、コイン判定、ワザや「にげる」の制限が異なります。本記事は紙のポケモンカードゲームを扱い、Pokémon TCG Pocketは対象外です。まずは5種類の違いと治し方を確認しましょう(ポケカ公式「遊びかた」)。
特殊状態は、カードの向きやマーカーで示すだけでなく、処理するタイミングを正しく覚えることが大切です。手元のカードを調べたいときはポケモンカードの一覧も併用すると、カード名や収録情報を確認しながらルールを整理できます。
ポケカの特殊状態5種類を早見表で確認
効果・めじるし・回復条件を見比べる
特殊状態は5種類あります。どくとやけどはポケモンチェックでダメカンをのせ、ねむりとマヒはワザと「にげる」を制限し、こんらんはワザを使うときに成否を判定します。カードの示し方も種類ごとに決まっています(ポケカ公式「遊びかた」)。
| 特殊状態 | めじるし | 主な効果 | 状態固有の回復 |
|---|---|---|---|
| どく | どくマーカー | ポケモンチェックごとに10ダメージぶんのダメカン | 自動回復なし(公式) |
| やけど | やけどマーカー | ポケモンチェックごとに20ダメージぶんのダメカン | 処理後のコインがオモテなら回復(公式) |
| ねむり | カードを横向き | ワザと「にげる」が使えない | ポケモンチェックのコインがオモテなら回復(公式) |
| マヒ | カードを横向き | そのあとの自分の番にワザと「にげる」が使えない | その自分の番のあとのチェックで回復(公式) |
| こんらん | カードを上下さかさ向き | ワザを使うときにコイン判定 | 自動回復なし(公式) |
横向きで示すねむりとマヒは見た目が同じため、どちらの状態かを対戦相手と確認しておくと取り違えを防げます。こんらんは横向きではなく、上下が逆になるように置きます。どく・やけどはカードの向きを変えず、それぞれのマーカーを使います(ポケカ公式「遊びかた」)。
ポケモンチェックのタイミングと処理順
自分と相手の番が終わるたびに行う
ポケモンチェックは、それぞれの番が終わるたびに行う確認です。自分の番と相手の番の両方のあとにあり、どちらか一方のプレイヤーだけが行う処理ではありません。番とは別のタイミングとして、両方のプレイヤーに対して行われます(ポケカ公式「遊びかた説明書」)。
基本の確認順はどく、やけど、ねむり、マヒ
複数の特殊状態が重なっている場合、基本の確認順は「どく→やけど→ねむり→マヒ」です。こんらんはこの並びに含まれず、ワザを使うと決めたときにコインを投げます。特殊状態やカードの効果を処理し、最後に残りHPがなくなったポケモンの「きぜつ」を確認します(ポケカ公式「遊びかた説明書」)。
| 順番 | 確認する状態 | 行うこと |
|---|---|---|
| 1 | どく | 10ダメージぶんのダメカンをのせる(公式) |
| 2 | やけど | 20ダメージぶんのダメカンをのせ、コイン判定(公式) |
| 3 | ねむり | コインで継続か回復かを判定(公式) |
| 4 | マヒ | 自分の番を1回すごしていれば回復(公式) |
ポケモンチェックではたらく特性やトレーナーズの効果が複数ある場合、処理の前後や順番に選択が生じることがあります。個別カードの説明文が関わる場面は、カード別Q&Aも確認してください。公式ルールページから詳細検索と上級ガイドへ進めます(ポケカ公式「ルール」)。
どく・やけどの効果と治し方
どくはチェックのたびにダメカンをのせる
どくになったバトルポケモンには、めじるしとしてどくマーカーをのせます。ポケモンチェックのたびに10ダメージぶんのダメカンをのせますが、どくになったこと自体ではワザも「にげる」も禁止されません。どく固有のコイン判定や時間経過による自動回復はありません(ポケカ公式「遊びかた」)。
どくの処理は自分の番のあとだけではなく、相手の番のあとにも来ます。回復しないまま番が進むと、そのたびに処理する点を見落とさないようにします。ポケモンチェックの最後に残りHPがなくなっていれば、そのポケモンは「きぜつ」します(ポケカ公式「上級プレイヤー用ルールガイド」)。
やけどはダメカンのあとにコインを投げる
やけどになったバトルポケモンには、やけどマーカーをのせます。ポケモンチェックのたびに20ダメージぶんのダメカンをのせ、その後に持ち主がコインを投げます。オモテなら回復し、ウラならやけどが続きます。先にコインを投げてオモテならダメカンを省く、という処理ではありません(ポケカ公式「遊びかた」)。
やけども、その状態だけを理由にワザや「にげる」が使えなくなることはありません。コインがウラでも、ベンチにもどる、進化する、回復させるカードの効果を使うといった方法を選べる場合があります(ポケカ公式「遊びかた」)。
ねむり・マヒの効果と治し方
ねむりは毎回のチェックでコイン判定
ねむりのバトルポケモンはカードを横向きにし、自分の番にワザと「にげる」が使えません。ポケモンチェックのたびに持ち主がコインを投げ、オモテなら回復、ウラならねむりが続きます。相手の番のあとにもポケモンチェックがあるため、判定の機会は自分の番のあとに限りません(ポケカ公式「遊びかた」)。
ねむりでは通常の「にげる」を選べませんが、カードの効果による入れ替えは「にげる」と別の処理です。入れ替えを行えるカードの条件を満たしていれば、バトルポケモンをベンチにもどし、特殊状態をなくせる場合があります。ただし、ベンチにポケモンがいなければ入れ替えられません(ポケカ公式「上級プレイヤー用ルールガイド」)。
マヒは自分の番をすごしたあとのチェックで回復
マヒのバトルポケモンもカードを横向きにし、そのあとの自分の番はワザと「にげる」が使えません。マヒのまま自分の番を1回すごすと、その直後のポケモンチェックで回復します。ねむりと違い、通常のマヒの回復にコイン判定はありません(ポケカ公式「遊びかた」)。
相手の番にマヒになった場合、直後のポケモンチェックですぐ回復するのではなく、そのあとの自分の番をマヒのまますごしてから回復します。ワザを使えないため、その番を終えるタイミングと次のチェックを対戦相手と共有すると処理しやすくなります(ポケカ公式「遊びかた」)。
こんらんの効果とコイン判定
ワザを使うと決めたときに判定する
こんらんのバトルポケモンはカードを上下さかさ向きにします。使うワザを決めたら持ち主がコインを1回投げ、オモテならそのワザを使えます。ウラならワザは失敗し、ワザを使おうとしたポケモン自身に30ダメージぶんのダメカンをのせます(ポケカ公式「遊びかた」)。
こんらんでも「にげる」は使えます。先に通常の「にげる」でベンチにもどせるなら、こんらんのワザ判定をする必要はありません。一方、ワザを選んでコインを投げた結果がウラなら、ワザは失敗します。ワザを使う前に、にげる・入れ替える・回復する選択肢があるか確認すると整理しやすくなります(ポケカ公式「遊びかた」)。
ポケモンチェックではこんらんのコインを投げない
ポケモンチェックで確認する基本の並びは、どく、やけど、ねむり、マヒです。こんらんの成否判定はポケモンチェックではなく、ワザを使うと決めたときに行います。そのため、番の終わりごとにこんらん回復のコインを投げる処理はありません(ポケカ公式「上級プレイヤー用ルールガイド」)。
特殊状態は同時に重なる?上書きのルール
どく・やけどと、向きで示す状態を分けて考える
どくとやけどは、ほかの特殊状態と重なります。一方、ねむり・マヒ・こんらんの間では、あとから受けた状態が有効になり、前の状態から置き換わります。たとえば、ねむりのポケモンが新たにこんらんになった場合は、こんらんとしてカードを上下さかさ向きにします(ポケカ公式「遊びかた」)。
このルールを整理すると、どく、やけど、そして「ねむり・マヒ・こんらんのいずれか」という3系統が同時に存在する場合があります。どくマーカー、やけどマーカー、カードの向きを別々に確認し、ポケモンチェックでは該当する処理を順に行います(ポケカ公式「遊びかた」)。
| 新たに受ける状態 | 現在の状態 | 結果 |
|---|---|---|
| どく | ほかの特殊状態 | 重なる(公式) |
| やけど | ほかの特殊状態 | 重なる(公式) |
| ねむり・マヒ・こんらん | ねむり・マヒ・こんらんのいずれか | 新たに受けた状態へ置き換わる(公式) |
特殊状態を受けない効果があとからはたらき始めても、すでに受けている特殊状態は自動ではなくなりません。特殊状態になっているときに、新たにワザの効果を受けない状態になった場合も同じです(ポケカ公式「上級プレイヤー用ルールガイド」)。
個別カードの組み合わせでは判断が分かれるため、カード名や説明文を確認したうえで、カード別Q&Aから対象カードの裁定を調べるのが確実です(ポケカ公式「特殊状態のQ&A」)。
特殊状態を回復する3つの基本方法
ベンチにもどる
特殊状態になるのはバトルポケモンだけで、バトルポケモンがベンチにもどると特殊状態はなくなります。通常の「にげる」だけでなく、カードの効果でバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えた場合も、もとのバトルポケモンが受けていた特殊状態はなくなります(ポケカ公式「上級プレイヤー用ルールガイド」)。
ただし、ねむりとマヒは通常の「にげる」を使えません。どく、やけど、こんらんは、その特殊状態だけを理由に「にげる」が禁止されることはありません。「にげる」に必要なエネルギーやベンチの状況など、通常の条件も合わせて確認します(ポケカ公式「上級プレイヤー用ルールガイド」)。
進化する
バトルポケモンが進化すると、進化前に受けていた特殊状態はなくなります。ただし、最初の自分の番や、場に出したばかり・進化したばかりのポケモンは、通常その番には進化できません。回復手段として考えるときも、進化できるタイミングかを先に確認してください(ポケカ公式「上級プレイヤー用ルールガイド」)。
カードの効果を使う
ワザ、特性、トレーナーズには、特殊状態を回復させたり、バトルポケモンを入れ替えたりする効果を持つものがあります。使えるタイミングや対象、追加条件はカードごとに異なります。カードの説明文を優先し、判断に迷う場合は公式のカード別Q&Aを確認してください(ポケカ公式「ルール」)。
| 回復方法 | 確認ポイント |
|---|---|
| ベンチにもどる | ねむり・マヒは通常の「にげる」が不可。入れ替え効果は別処理(公式) |
| 進化する | その番に進化できるポケモンかを確認(公式) |
| カードの効果 | カード本文の対象と条件を確認(公式) |
特殊状態でやってはいけないことと確認手順
自己流で処理を省略・混同しない
特殊状態でやってはいけないのは、カードの見た目だけで判断したり、コインを投げる順番やタイミングを自己流に変えたりすることです。とくに、やけどはダメカンをのせてからコインを投げ、こんらんはポケモンチェックではなくワザを使うときに判定します。ねむり・マヒ・こんらんは同時に残さず、あとから受けた状態に置き換えます(ポケカ公式「遊びかた説明書」)。
| やってはいけない処理 | 正しい確認 |
|---|---|
| やけどのコインを先に投げ、オモテならダメカンを省く | 先に20ダメージぶんのダメカンをのせ、その後にコインを投げる(公式) |
| こんらんのコインをポケモンチェックごとに投げる | ワザを使うと決めたときだけ投げる(公式) |
| ねむり・マヒのまま通常の「にげる」を使う | 通常の「にげる」は使えない。カードによる入れ替えは別処理(公式) |
| ねむり・マヒ・こんらんを同時に残す | 3種類のうち、あとから受けた状態へ置き換える(公式) |
カードの説明文と公式Q&Aまで確認する
基本ルールだけでは判断できないカード同士の組み合わせは、効果を推測して進めないようにします。カード名と説明文を確認し、公式サイトのカード別Q&Aで該当する裁定を探してください。大会中に解決できない場合は、その大会の案内に従って運営スタッフやジャッジへ確認します(ポケカ公式「ルール」)。
状態、タイミング、回復手段の順で見る
まず、どの特殊状態かをマーカーとカードの向きで確認します。次に、ポケモンチェックで処理する状態か、ワザを使うときに判定するこんらんかを分けます。最後に、自然回復を待つのか、ベンチ・進化・カード効果で回復できるのかを確認します。公式の基本ルールと上級ガイドは更新される場合があるため、対戦前に最新版を確認してください(ポケカ公式「ルール」)。
カードそのものの収録情報を探すならポケモンカードの一覧、exなど「ルールを持つポケモン」の意味を調べるならルールを持つポケモンの解説が入口になります。大会へ持ち出す前の確認は大会への持ち出しガイド、使用可能なカードの考え方はレギュレーションマークの見方も参考にしてください。
特殊状態の処理は、カード名やレアリティではなく、そのとき有効なルールとカードの説明文で決まります。対戦相手と状態を共有し、個別の裁定に迷ったら公式Q&Aで確認する、という順序にすると落ち着いて処理できます(ポケカ公式「特殊状態のQ&A」)。
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