ポケカの進化ルール|1ターン目・ベンチ・進化条件
ポケカの進化は、手札の進化ポケモンを、対応する自分の場のポケモンに重ねて行います。バトル場でもベンチでも進化できますが、最初の自分の番と、その番に場へ出したばかり・進化したばかりのポケモンは通常進化できません。条件を満たす別々のポケモンなら、1回の番に何匹でも進化できます。(公式遊びかた説明書)
この記事が扱うのは、日本語版の紙の「ポケモンカードゲーム」の対戦ルールです。スマートフォン向けアプリの操作や独自仕様ではありません。カードの説明文で通常ルールと異なる処理が指定されているときは、その説明文と公式Q&Aを優先して確認します。(公式「あそびかた」)
ポケカの進化条件を先に確認
通常進化に必要な4つの確認
通常進化では、手札にある進化ポケモンの進化マークと、場の進化元が対応していなければなりません。「たね」は場へ直接出せますが、「1進化」は対応するたねの上へ、「2進化」は対応する1進化の上へ重ねます。段階を飛ばす通常進化はできません。(公式「あそびかた」進化の項目)
| 確認項目 | 通常進化できる状態 | 根拠 |
|---|---|---|
| 進化元 | 進化先の進化マークに書かれたポケモンが自分の場にいる | 公式説明書 |
| 進化先 | 対応する進化ポケモンが手札にある | 公式あそびかた |
| 番 | 自分にとって最初の番ではない | 公式説明書 |
| 場に出た時期 | その番に出したばかりでも、進化したばかりでもない | 公式あそびかた |
4項目をすべて満たしたら、進化先を進化元の上に同じ向きで重ねます。進化はカードの交換ではなく、進化前を下に残した重なりです。進化後は一番上のカードがそのポケモンを表し、下のカードに書かれたワザや特性は通常使いません。(公式遊びかた説明書)
進化カードの重ね方と段階
たね・1進化・2進化を順番に見る
カード名の雰囲気やイラストではなく、進化先カードの進化マークに書かれた進化元を見ます。対応していれば、手札からカードを出し、場の対象の上に重ねます。1進化の上へ対応する2進化を重ねる場合も同じ考え方です。(公式「あそびかた」ポケモンの進化)
通常進化の基本手順は、①場の対象を決める、②そのポケモンがこの番に出たばかり・進化したばかりでないか確認する、③進化マークの対応を確認する、④手札の進化カードを表向きに重ねる、⑤進化後に残るカードや消える効果を確認する、の順です。最初の番かどうかも②で同時に確認します。(公式遊びかた説明書)
手札の2進化を、通常の手順だけでたねに直接重ねることはできません。段階を飛ばすには、後述する「ふしぎなアメ」のように、その処理を明記したカードが必要です。また、カードの効果で進化ポケモンを場へ直接出す処理は、「重ねて進化させる」処理と同じとは限りません。説明文の動詞まで読み分けます。(公式上級プレイヤー用ルールガイド C-12)
1ターン目・出した番・進化した番の制限
「今の番に場へ出たか」で判断する
先攻か後攻かにかかわらず、おたがいに自分の最初の番は通常進化できません。また、手札からベンチへ出したばかりのたねや、カードの処理でその番に場へ出たポケモンも、通常は同じ番に進化できません。次の自分の番以降が通常進化の機会です。(公式「あそびかた」ポケモンの進化)
その番に1進化へ進化させた同じポケモンを、手札から続けて2進化へ通常進化させることもできません。「進化したばかり」のポケモンに当たるためです。別のポケモンを進化させることとは区別してください。(公式遊びかた説明書)
| 場面 | 通常進化 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 自分の最初の番 | できない | 最初の番の制限 |
| この番に手札から出した | できない | 出したばかりの制限 |
| この番に進化した | さらに通常進化できない | 進化したばかりの制限 |
| 前の自分の番から場にいる | 対応カードがあればできる | 公式あそびかた |
例外は、ワザ・特性・トレーナーズなどの説明文が、特別に進化させる処理を定めている場合です。上級ルールガイドでは、特別な指示がないカード効果による進化について、最初の番や出したばかりでも処理できる考え方が示されています。ただし「ふしぎなアメ」のようにカード自身が制限を書くものもあるため、効果なら常に可能とは判断しません。(公式上級プレイヤー用ルールガイド C-12)
バトル場とベンチ、1回の番の進化回数
場所ではなく各ポケモンの条件を見る
通常進化はバトルポケモンにもベンチポケモンにも行えます。ベンチだから進化できない、バトル場へ移さないと進化できない、という決まりはありません。対象ごとに、進化元の対応と「出したばかり・進化したばかりではないこと」を確認します。(公式遊びかた説明書)
1回の番に進化できる合計回数には、通常ルール上の一律な1回制限はありません。条件を満たすポケモンが複数いて、それぞれに対応するカードが手札にあれば、何匹でも進化できます。ただし、同じポケモンをその番に連続して通常進化させられるという意味ではありません。(公式説明書「1回の番に何匹でも進化」)
進化は、ワザを使う前の自分の番に行います。進化させたポケモンでも、必要なエネルギーなどワザの条件を満たしていれば、その番にワザを使えます。ワザを使うと番が終わるため、進化させたい別のポケモンがいるなら先に処理します。(公式遊びかた説明書)
場全体を確認するときは、「進化できるポケモンは何匹か」と「各ポケモンは次の段階へ進めるか」を分けると誤りが減ります。カード名や収録情報を確かめたい場合は、ポケモンカード一覧で手元のカードを照合できます。
進化後に残るもの・なくなるもの
ダメカンは残り、特殊状態は回復する
進化しても、進化前にのっていたダメカンと、ついていたエネルギーなどのカードはそのまま引き継ぎます。進化はダメージの全回復ではありません。進化後のHPを基準に、残りHPをあらためて確認します。(公式遊びかた説明書)
一方、進化すると「どく」「やけど」「ねむり」「マヒ」「こんらん」の特殊状態から回復します。また、「次の番ににげられない」など、そのポケモンが受けていた効果もなくなります。カードがついている状態と、ポケモンが受けている効果を混同しないことが大切です。(公式「あそびかた」特殊状態)
| 分類 | 進化後の扱い | 確認先 |
|---|---|---|
| ダメカン | 残る | 公式説明書 |
| ついているエネルギーなど | 残る | 上級ルールガイド C-12 |
| 特殊状態 | 回復する | 公式あそびかた |
| 受けていたワザの効果 | なくなる | 公式説明書 |
| 進化前のワザ・特性 | 通常は使えない | 公式説明書 |
進化前カードは下に重ねたままですが、進化後の能力として引き継ぐわけではありません。きぜつした場合は、一番上のカードだけでなく、重なった進化前カードやついているカードもまとめてトラッシュします。(公式「あそびかた」きぜつ時の処理)
特殊状態の種類や回復方法を先に整理したい場合は、ポケカの特殊状態ガイドもあわせて確認してください。
ふしぎなアメとカードに書かれた例外
たねから2進化へ進む専用の処理
「ふしぎなアメ」は、自分の場のたねから、そのたねが進化していく2進化を手札から選び、1進化を飛ばして重ねるグッズです。たねから1進化へ進むためのカードではなく、1進化を通常進化させる処理でもありません。(公式上級プレイヤー用ルールガイド C-12)
「ふしぎなアメ」には、最初の自分の番や、その番に出したばかりのポケモンには使えないという制限があります。カード効果による進化には通常進化と異なる扱いがあり得ますが、このカードについては説明文にある制限を守ります。(公式Q&A「ふしぎなアメ」)
効果で進化させるカードを使うときは、①どこから進化先を選ぶか、②何段階まで進めるか、③「最初の番」「出したばかり」に関する記載があるか、④処理後に山札を切るなどの続きがあるか、をカードの文章どおりに確認します。似た効果でも文面が違えば処理が異なる場合があります。(公式上級プレイヤー用ルールガイド)
個別カードの組み合わせで迷ったら、一般論だけで決めず、公式Q&Aの「進化」検索でカード名や説明文を検索します。手元のカード表記はカードデータベースでも照合できます。
進化でやってはいけないこと
対戦で起きやすい間違いを修正する
やってはいけない代表例は、最初の自分の番に通常進化する、この番に出したポケモンをすぐ通常進化する、進化した同じポケモンを続けて通常進化する、対応しない進化元へ重ねる、カードの指示なしに段階を飛ばす、の5つです。(公式遊びかた説明書)
進化後の片づけにも注意が必要です。ダメカンやついているエネルギーを進化だけを理由に外してはいけません。反対に、特殊状態のマーカーや、そのポケモンが受けていた一時的なワザの効果を残し続けるのも誤りです。(公式「あそびかた」特殊状態)
「1回の番に進化は1匹まで」と思い込むのも間違いです。何匹でも進化できる一方、各対象には出した番・進化した番の制限があります。全体の回数と、1匹ごとの進化可能性を別々に判定します。(公式説明書「進化の決まり」)
アプリで見た演出や自動処理を、紙の対戦での根拠にしないことも重要です。本記事では日本語版の紙TCGを扱っています。判断が分かれたら対戦をいったん止め、カード本文、公式説明書、公式Q&Aの順で同じ条件を確認します。
進化前の確認チェックリスト
重ねる前と重ねた後を声に出して確認
重ねる前は、「自分の最初の番ではない」「対象をこの番に出していない」「対象はこの番に進化していない」「進化マークが対応する」「カード効果なら固有の制限を満たす」の5点を確認します。この順に見ると、場所とタイミングの取り違えを防ぎやすくなります。(公式遊びかた説明書)
重ねた後は、ダメカンとついているカードを残し、特殊状態と受けていた効果を取り除き、一番上のカードのHP・ワザ・特性などを参照します。その番にワザを使うなら、必要なエネルギーとカード本文を確認してから宣言します。(公式遊びかた説明書)
デッキを組む段階では、進化元と進化先だけでなく、必要な段階をそろえているかも確認します。カード枚数や同名カードの基本はポケカのデッキ枚数ルール、収録カードの照合はポケモンカード一覧が参考になります。
カード固有の例外は一般的な説明だけでは確定できないことがあります。最新のカード本文と公式Q&Aを確認し、大会では当日の案内やジャッジの裁定に従ってください。通常進化の軸は「対応するカード」「最初の番ではない」「今の番に出た・進化したばかりではない」の3点です。
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